見た目よりも構造が大事

中古マンションは、実物を自分の目でチェックできることが大きな利点です。空き部屋でしたら、壁や床の状態、窓の建て付けなどが劣化していないか、リフォームや修理は必要ないか、もしくはどこを修繕するかをとことんまでチェックできます。売主が住人として住んでいる場合、見学は売主の目の前になることもありますので、すみずみまで首をつっこんで建て付けの確認をするのははばかられるかもしれませんが、仲介業者に頼めば売主が一時的に家をあけて、その留守に部屋を確認することも可能です。 中古では、あらかじめリフォームされて提供されているものを除けば、部屋のクリーニングや壁紙の張り替えなどをして入ることが多くなりますので、壁の傷や壁紙のくすみなどと言った「外見」よりも、実際の構造の方が大事です。下の階との区切りとなる床のコンクリート部分のことをスラブと言いますが、このスラブ厚が上下階の防音性能にじかにかかわってきます。近ごろではスラブは20センチほど取るのが一般的ですが、15センチほどでも建築可能です。古い建物には今ほど防音に気を使っていないマンションもありますので、床の厚みと壁の厚みはチェックしましょう。

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リフォーム・リノベーションのためのチェックポイント

自分でリフォームやリノベーションを行う場合、部屋の今の形ではなく、「改造しやすいかどうか」で判断します。部屋の中には「PS」と呼ばれるパイプスペースが取られていて、壁や柱の中を配管などが通っているのですが、これはリフォームで動かすことができないものです。トイレなどの水場もそのそばから動かすことができません。凝った間取りだと、PSが部屋の中心など思わぬところにあることがありますが、間取りの組み替えや水回りの位置の変更に大きな障害になりますので、図面で確認します。 また、大掛かりなリフォームでは壁を抜いて間取りを変更することがありますが、これができない建築方式のものがあります。柱と梁が骨組みとして建物を支えている「ラーメン構造」では、壁を抜いても問題ありませんが、壁も構造体の一部として建物の支えになっている「壁式構造」では、壁が柱のような役目をしているため、壁を取り去るわけにはいきません。間取りの変更を行いたい人は、壁式構造のマンションは避けた方がいいでしょう。 天井裏に大きな余裕があるマンションでしたら、リフォームの際に天井を上げることも可能になります。また、床下のパイプスペースに余裕があれば、水回りの配管の移動などもしやすくなり、さらにリフォームの自由度がひろがります。こうした点をチェックしたければ、物件探しと同時にリフォームの交渉も開始して、担当者に物件を見てもらった方がいいかもしれません。 リフォームで変更できないものは「窓」で、窓の位置、大きさ、数のどれも変えることはできません。リフォームによる間取り変更の際、窓の位置がどうなるかを想像しながら物件を見るようにしましょう。

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